2024.10.22 ブランドバッグ・財布
ルイヴィトンの定価がアップ!改定後の価格や値上げする理由をご紹介
ぜに屋 本店
ルイヴィトンはフランスで生まれたラグジュアリーブランドで、バッグ・アクセサリー・洋服などを幅広く展開しています。
今回はルイヴィトンアイテムの改定後の定価や、値上げを実施する理由などをご紹介します。
ルイヴィトンの直近での価格改定
高級ブランドとして名高いルイヴィトンは、長い歴史の中で創業当時から幾度となく値上げを行ってきました。
近年の価格改定では、2021年に1月・3月・5月・10月の4回、2022年に2月・4月・6月・11月の4回、2023年に2月・6月・7月・9月の4回実施されています。
今年2024年では2月・5月・7月の3回行われていますが、直近の様子を鑑みると今年中にあともう1回実施されても不思議ではありません。
全体的には毎回おおよそ3%の価格改定が行われていて、実際の値上げ額を見るとかなり大幅であると感じられるでしょう。
ルイヴィトンが値上げする理由
ルイヴィトンが値上げする理由として、主に以下の6つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
1.為替相場の変動
ルイヴィトンはフランスを拠点にする企業であり、世界各国に商品を輸出しているため、商品の価格にはレートが大きく影響します。
例えばユーロに対して日本円が安くなると、ヨーロッパで作られた製品を輸入するコストが高くなります。
最近ではロシア・ウクライナ戦争やアメリカの金利上昇など多数の要因によって、日本ではますます円安が進んでいることからルイヴィトンの定価は上昇しやすいです。
2.燃料費・輸送費の高騰
ルイヴィトンの値上げは、燃料費や輸送費の高騰も一因として挙げられます。
近年では世界的な原油価格の高騰をはじめ、2022年から発生しているロシア・ウクライナ戦争などが大きく影響し、燃料費と輸送費が値上がりしています。
また、ロシア・ウクライナ戦争が勃発したことで、欧米諸国はロシアに経済制裁を課しています。
ロシアからの原油や天然ガスの供給が滞っているため、戦争が終わらない限り、燃料費・輸送費の高騰は止まらず、ルイヴィトンも値上げし続ける可能性があるでしょう。
3.原材料の高騰
ルイヴィトンの商品には、高品質なレザーや貴金属を含んだパーツなどが多く使用されています。
そのため、原材料が値上がりすると、定価にその分を上乗せして販売せざるを得ないのです。
一部の商品には、クロコダイル・オーストリッチ・牛革といった高級素材が採用されています。
こうした原材料は希少性が高く、確保が非常に困難となっていることから製造コストが多くかかり、定価が上昇してしまうのです。
4.職人の人件費の高騰
ルイヴィトンがその美しさや価値を維持し続けるには、専門性の高い技術を習得した熟練の職人が必要となります。
勤続期間が長ければ長いほど習熟度は上がるので、職人の給料や教育費はどんどん増加して定価に反映されます。
また、インフレーションの影響から世界的に最低賃金が引き上げられているうえに、ヨーロッパの労働コストは日本と比べると2倍近くあることから、企業はさらに多くの人件費がかかります。
高い人件費を得るためにも、定価の値上げを実施しているのです。
5.コロナ禍の影響
2020年、世界中で混乱を巻き起こしたコロナウィルスによるパンデミックにより、ロックダウンが実施されました。
その結果、ルイヴィトンの工場や店舗は休業に追い込まれて商品の供給量が激減し、ブランド市場での需要と供給のバランスが崩れました。
さらに、海外渡航も大幅に制限されたため、観光客による購入も減ってしまいました。
現在パンデミックは終息したものの、依然として需要に供給が追いついておらず、購入者を選別するという意味も含めて値上げが行われています。
6.ブランドのイメージ戦略
ルイヴィトンをはじめとする高級ブランドは、その価値を維持したり、今よりもさらに高めたりするために値上げを行う、というブランド戦略を繰り出す場合があります。
値上げをすることでブランドのイメージを引き上げて、「気軽に購入できない」「選ばれた者しか手が届かない」といった存在となることが目的です。
人は本能的に希少価値が高いものに惹かれるため、なかなか手に入らないほど高い定価に設定することで購買意欲を搔き立てる効果が生まれます。
一部の人しか買えないほど値上げすることで、ハイブランドであることをアピールでき、ブランドのイメージや価値を損なわないように工夫しています。
ルイヴィトンで定価がアップした商品
ここからはルイヴィトンで定価がアップした商品を、シリーズ別に一覧にまとめてご紹介します。
2024年10月現在、最も新しい値上げのタイミングは同年7月となります。
ですが、以下では商品を全体的に値上げしたタイミング前後の価格を掲載いたします。
表の「値上げ前の価格」は2023年7月以前、「値上げ後の価格」は値上げを実施した2023年9月19日時点での価格を掲載している点にご留意ください。
スピーディ
スピーディはルイヴィトンの中でも特にアイコニックで人気のあるハンドバッグの1つで、丸みを帯びたフォルムとしっかりとしたハンドルが特徴のボストンバッグ型です。
コンパクトなサイズ感ながら奥行きがあるので多くの荷物を入れることができ、ちょっとしたお出かけから旅行まで幅広いシーンで活躍します。
スピーディは、サイズによって6,000円〜7,000円の値上げが実施されました。また、ストラップが付属しているバンドリエールは7,000円〜8,000円も値上げされ、より一層高級な価格帯となりました。約3%の値上げ幅となっております。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
スピーディ25 | 202,000円 | 208,000円 | +6,000円 |
スピーディ30 | 210,000円 | 216,000円 | +6,000円 |
スピーディ35 | 217,000円 | 224,000円 | +7,000円 |
バンドリエール25 | 241,000円 | 248,000円 | +7,000円 |
バンドリエール30 | 248,000円 | 255,000円 | +6,930円 |
バンドリエール35 | 256,000円 | 264,000円 | +8,000円 |
ネヴァーフル
ネヴァーフルはその名の通り「Neverfull(決していっぱいにならない)」をコンセプトに作られたトートバッグで、大容量であることが大きな特徴です。
収納力だけでなく軽さも魅力で、たくさん荷物を入れても持ち運びやすく日常使いに最適です。
ネヴァーフルは過去の価格改定によって数千円程度の値下げが実施されたことがあったものの、今回の価格改定ではすべてのサイズで7,000円値上がりし、こちらも3%程度の値上げとなりました。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
ネヴァーフル PM | 221,000円 | 228,000円 | +7,000円 |
ネヴァーフル MM | 230,000円 | 237,000円 | +7,000円 |
ネヴァーフル GM | 237,000円 | 244,000円 | +7,000円 |
アルマ
アルマはバッグの上部が丸くカーブしたドーム型のシルエットが特徴で、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
一部のモデルには取り外し可能なショルダーストラップが付いており、ハンドバッグとしてもクロスボディバッグとしても使用可能です。
アルマも、7,000円〜8,000円、約3%の値上げとなっています。
ルイヴィトンを代表する人気モデルですので、今後さらに値上げしても需要は衰えないと考えられます。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
アルマBB | 233,000円 | 240,000円 | +7,000円 |
アルマPM | 256,000円 | 264,000円 | +8,000円 |
サックプラ
サックプラは縦長のシンプルなデザインが魅力で、長く愛用できるタイムレスなフォルムが目を引きます。
A4サイズの書類がぴったりと収まるサイズ感ですので、ビジネスシーンやカジュアルな場面でも使える万能さがポイントです。
2020年には10万円台でゲットできたプティット・サックプラも、2024年現在では24万円に値上がりしてしまいました。
発売から毎年実施されている価格改定によって、急激に値上がりし続けているので、今後も値動きから目が離せません。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
プティット・サックプラ | 233,000円 | 240,000円 | +7,000円 |
サックプラ BB | 303,000円 | 312,000円 | +9,000円 |
サックプラ PM | 349,000円 | 359,000円 | +10,000円 |
モンスリ
モンスリは、ルイヴィトンの中では比較的珍しいリュックサックタイプのバッグです。
高い収納力と機能性はもちろん、カジュアルとラグジュアリーを兼ね備えたデザインが魅力的です。
1994年のデビューから30年以上も愛され続けるロングセラーですので、価格改定は免れないと言えるでしょう。
モンスリはNMBB・NMPMともに10,000円(約3%)の値上げが実施され、今後も値上がりが止まらない可能性が高いです。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
モンスリ NM BB | 334,000円 | 344,000円 | +10,000円 |
モンスリ NM PM | 349,000円 | 359,000円 | +10,000円 |
モンテーニュ
モンテーニュはパリの高級ショッピング街「アベニュー・モンテーニュ」が由来となっているバッグで、クラシカルなフォルムがかわいらしい逸品です。
カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに合わせやすく、汎用性の高さから根強い人気を誇ります。
モンテーニュはBB・MMともに11,000円の値上げが実施されました。
MMに至っては、ここ1年以内に40万円台に定価がアップしてもおかしくないでしょう。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
モンテーニュ BB | 357,000円 | 368,000円 | +11,000円 |
モンテーニュ MM | 373,000円 | 384,000円 | +11,000円 |
オンザゴー
オンザゴーは2019年に発表されたトートバッグで、モダンなデザインと高い機能性が魅力のアイテムです。
ルイヴィトンらしい高級感あふれるモノグラムデザインに加えて、モダンでシンプルなシルエットが人気の秘密です。
オンザゴーは販売当初の定価は30万円前後でしたが、今回の価格改定で一部のアイテムは40万円台となりました。
このまま値上げが続けば、シリーズの全商品が40万円台となりそうです。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
オンザゴー PM | 381,000円 | 392,000円 | +11,000円 |
オンザゴー MM | 381,000円 | 392,000円 | +11,000円 |
オンザゴー GM | 397,000円 | 409,000円 | +12,000円 |
カプシーヌ
カプシーヌは台形型のフォルムに、ルイヴィトンのシグネチャーであるLVの金具が特徴的です。
シンプルな見た目でありながら、内側には小物を整理しやすいポケットが備えられており、高い機能性も兼ね備えています。
カプシーヌは今回の価格改定で大きな増加額となっていて、さらに手が届きづらい逸品となりました。
カプシーヌ MMがすでに100万円を突破していることから、シリーズ全体で100万円台に上りそうです。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
カプシーヌ MINI | 840,000円 | 865,000円 | +25,000円 |
カプシーヌ BB | 875,000円 | 900,000円 | +25,000円 |
カプシーヌ MM | 1,005,000円 | 1,035,000円 | +30,000円 |
ミニバッグ
ルイヴィトンでは多種多様なミニバッグが展開されていますが、どのサイズもコンパクトかつ軽量で携帯性に優れています。
財布・スマートフォン・鍵など、必要なものはしっかりと収納できるスペースが確保されていて、使いやすさは他のバッグより群を抜いていると言えるでしょう。
ミニバッグの各アイテムも約3%の値上げがされており、10,000円前後の大きな額で定価がアップしています。
ミニバッグは比較的まだまだ手が出しやすい価格で販売されているので、今以上に値上がりする前に購入することをおすすめします。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
ポシェット・ドゥーブル ジップ | 195,000円 | 201,000円 | +6,000円 |
ミュルティ・ポシェット・アクセソワール | 334,000円 | 344,000円 | +10,000円 |
ヴァニティ NV PM | 366,000円 | 377,000円 | +11,000円 |
財布
ルイヴィトンの財布はコンパクトなミニ財布から収納力抜群の長財布まで、様々なサイズが展開されています。
クラシックでありながらモダンなデザインが多く、飽きずに使えるのが魅力です。
+2,000円〜3,000円と、バッグと比べると増加額としてはあまり大きくはありません。
しかし、定価が10万円台となった財布もあるので、少しでもお得に買いたいなら早めに購入するのが賢明です。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
ポルトフォイユ・マルコ NM | 73,000円 | 75,000円 | +2,000円 |
ポルトフォイユ・サラ | 82,000円 | 84,000円 | +2,000円 |
ダミエアズール ポルトフォイユ・クレマンス | 73,000円 | 75,000円 | +2,000円 |
ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ | 70,000円 | 72,000円 | +2,000円 |
モノグラムジャイアントジッピーウォレット | 115,000円 | 118,000円 | +3,000円 |
モノグラム ジッピーウォレット | 99,000円 | 102,000円 | +3,000円 |
モノグラム アンプラント ポルトフォイユ・クレマンス | 91,000円 | 94,000円 | +3,000円 |
ルイヴィトンは今後も値上げし続ける?
ルイヴィトンはここ数年で見ると毎年のように価格改定を行っており、全体的に大幅に値下げする様子は見受けられません。
価格改定に関わる燃料費や人件費の高騰といった要因は、残念ながら今後も改善の兆しがないと言えるでしょう。
そのため、ルイヴィトンの定価の値上げは、今後も定期的に実施されると推測されます。
数千円から数万円ほどの値上げとはいえ、もともと高価格帯であるルイヴィトンでは、その値上げ額は決して小さいとは言えません。
もし新しくルイヴィトンのアイテムを購入しようか検討しているのであれば、次の値上げが実施される前に買いましょう。
ルイヴィトンは中古品でも値上がりしている
価格改定によって現在販売されている商品の定価が上がると、価格が底上げされるので中古品の販売価格も少なからず上がります。
中古品であっても販売価格が値上がりするとなれば残念な気持ちになってしまいますが、一方で「買取価格がアップする」というメリットもあります。
ルイ ヴィトンは高級ブランドの代名詞とも言えるほどの知名度を誇り、世界的に需要が非常に高いため、中古品でも高い価格で買い取られやすいです。
ですので、処分したいルイヴィトンのアイテムを持っている場合は、値上がりが続いている今こそ絶好の売り時と言えるでしょう。
長崎のルイヴィトン買取店ぜに屋のよくある質問
最後に、ぜに屋にお寄せ頂く買取についての「よくある質問」をまとめているため、ご参考までにご覧ください。
Q.査定に費用はかかりますか?
→どのようなアイテムでも、ぜに屋では査定料は一切頂いておりません。また、宅配買取の送料や出張買取の出張費、買取料の振込手数料なども不要です。
Q.来店する際に予約は必要ですか?
→基本的にはご予約不要ですが、予約されている方を優先してご案内するため、当日の混雑状況によってはお待たせしてしまう場合がございます。スムーズな案内をご希望でしたら、事前に来店予約されることをおすすめいたします。
Q.1点だけでも査定してもらえますか?
→ぜに屋ではお品物の点数にかからわず、喜んで査定させていただきます。1点のみであっても大量であっても対応いたしますので、遠慮なくお問い合わせください。
ルイヴィトンの高額買取なら長崎のぜに屋
私共ぜに屋は、長崎市を拠点に3店舗を展開する、ブランドバッグ・ジュエリー・高級時計・骨董品など幅広いジャンルの買取や質取引を行う、地域密着型のリユースショップです。
ルイヴィトン買取では付属品も含めて、1点ずつ丁寧に査定させていただきます。
買取方法は、お客様のライフスタイルに合わせた3つの方法をご用意しており、出張買取や宅配買取をご利用していただく際に、別途費用をご負担いただくことはございません。
「不要になったルイヴィトンを売却したい」「新たなブランドバッグの購入資金にしたい」という方はぜひ一度、私共ぜに屋にご相談ください。
バイヤー情報
ぜに屋本店
ぜに屋 本店Zeniya Honten
お客様からお持ちいただくお品物にはお思い出やストーリーがあると思っています。
そんな大切なお品物を次のお客様に責任を持って繋ぐ事が鑑定士の仕事だと強く感じています。
お客様とお話することが好きなので、ぜひたくさんお話を聞かせてください!
素敵なお品物を拝見出来る事を楽しみにしております。
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