2024.10.29 ブランド時計
ロレックスの定価がアップ!改定後の価格や値上げする理由をご紹介
ぜに屋 本店
ロレックスはスイスで生まれたラグジュアリーブランドで、幅広い時計モデルを展開しています。
今回はロレックスアイテムの改定後の定価や、値上げを実施する理由などをご紹介します。
ロレックスの直近での価格改定
高級ブランドとして名高いロレックスは、長い歴史の中で創業当時から幾度となく値上げを行ってきました。
近年の価格改定では、2020年1月、2021年8月、2022年1月と9月、2023年1月と9月に実施されています。直近では今年2024年では6月に行われています。
全体的には毎回おおよそ3~10%の価格改定が行われていて、実際の値上げ額を見るとかなり大幅であると感じられるでしょう。
ロレックスが値上げする理由
ロレックスが値上げする理由として、主に以下の6つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
1.為替相場の変動
ロレックスはスイスを拠点にする企業であり、世界各国に商品を輸出しているため、商品の価格には為替レートが大きく影響します。
例えばユーロに対して日本円が安くなると、ヨーロッパで作られた製品を輸入するコストが高くなります。
最近ではロシア・ウクライナ戦争やアメリカの金利上昇など多数の要因によって、日本ではますます円安が進んでいることからロレックスの定価は上昇しやすいです。
2.燃料費・輸送費の高騰
ロレックスの値上げは、燃料費や輸送費の高騰も一因として挙げられます。
近年では世界的な原油価格の高騰をはじめ、2022年から発生しているロシア・ウクライナ戦争などが大きく影響し、燃料費と輸送費が値上がりしています。
また、ロシア・ウクライナ戦争が勃発したことで、欧米諸国はロシアに経済制裁を課しています。
ロシアからの原油や天然ガスの供給が滞っているため、戦争が終わらない限り、燃料費・輸送費の高騰は止まらず、ロレックスも値上げし続ける可能性があるでしょう。
3.原材料の高騰
ロレックスの商品には、高品質なレザーや貴金属を含んだパーツなどが多く使用されています。
そのため、原材料が値上がりすると、定価にその分を上乗せして販売せざるを得ないのです。
こうした原材料は希少性が高く、確保が非常に困難となっていることから製造コストが多くかかり、定価が上昇してしまうのです。
4.職人の人件費の高騰
ロレックスがその美しさや価値を維持し続けるには、専門性の高い技術を習得した熟練の職人が必要となります。
勤続期間が長ければ長いほど習熟度は上がるので、職人の給料や教育費はどんどん増加して定価に反映されます。
また、インフレーションの影響から世界的に最低賃金が引き上げられているうえに、ヨーロッパの労働コストは日本と比べると2倍近くあることから、企業はさらに多くの人件費がかかります。
高い人件費を得るためにも、定価の値上げを実施しているのです。
5.コロナ禍の影響
2020年、世界中で混乱を巻き起こしたコロナウィルスによるパンデミックにより、ロックダウンが実施されました。
その結果、ロレックスの工場や店舗は休業に追い込まれて商品の供給量が激減し、ブランド市場での需要と供給のバランスが崩れました。
さらに、海外渡航も大幅に制限されたため、観光客による購入も減ってしまいました。
現在パンデミックは終息したものの、依然として需要に供給が追いついておらず、購入者を選別するという意味も含めて値上げが行われています。
6.ブランドのイメージ戦略
ロレックスをはじめとする高級ブランドは、その価値を維持したり、今よりもさらに高めたりするために値上げを行う、というブランド戦略を繰り出す場合があります。
値上げをすることでブランドのイメージを引き上げて、「気軽に購入できない」「選ばれた者しか手が届かない」といった存在となることが目的です。
人は本能的に希少価値が高いものに惹かれるため、なかなか手に入らないほど高い定価に設定することで購買意欲を搔き立てる効果が生まれます。
一部の人しか買えないほど値上げすることで、ハイブランドであることをアピールでき、ブランドのイメージや価値を損なわないように工夫しています。
ロレックスで定価がアップした商品
ここからはロレックスで定価がアップした商品を、シリーズ別に一覧にまとめてご紹介します。
2024年10月現在、最も新しい値上げのタイミングは同年6月となります。
値上げは何度も行われていますが、以下では商品を全体的に値上げしたタイミング前後の価格を掲載いたします。
表の「値上げ前の価格」は2022年1月または9月以前、「値上げ後の価格」は値上げを実施した2023年9月時点での価格を掲載している点にご留意ください。
GMTマスターII
GMTマスターIIとは世界中の異なる時間帯の時刻を同時に表示できる機能を持つ腕時計で、頻繁に時差のある地域を移動する人々、例えばパイロットや国際的に活躍するビジネスマンなどから熱烈な支持を得ています。
スポーツウォッチとしての機能性と高級時計としてのデザイン性を兼ね備えていて、赤と青の通称ペプシベゼル、赤と黒の通称コーク、青と黒の通称バットマンなどカラーバリエーションが豊富です。
126710BLNRの5列ジュビリーブレスで129,800円、3列オイスターブレスで151,800円の値上げが実施されました。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
126710BLRO・126710BLNR(5列ジュビリーブレス) | 1,296,900円 | 1,426,700円 | +129,800円 |
126710BLRO・126710BLNR(3列オイスターブレス) | 1,247,400円 | 1,399,200円 | +151,800円 |
エクスプローラーI
エクスプローラーIは登山家や冒険家向けに開発された、極寒の地から熱帯まであらゆる環境下でその性能を発揮できるよう、高い防水性と耐衝撃性を備えている腕時計です。
初代から一貫したカレンダーのないシンプルデザインが特徴で、視認性が高く、どんな服装にも合わせやすいです。
124270は100,100円、124273は139,700円の値上げされました。特に124270に関しては、次の値上げのタイミングで100万円を超えてもおかしくないでしょう。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
124270 | 847,000円 | 947,100円 | +100,100円 |
124273 | 1,397,000円 | 1,536,700円 | +139,700円 |
エクスプローラーII
エクスプローラーIIは、エクスプローラーIをベースに、より過酷な環境下での使用を想定して開発されたモデルで、24時間針と24時間表示のベゼルを搭載しています。
2つの異なる時間帯を同時に表示できるようになったので、洞窟探検などで昼夜が逆転するような状況下でも、正確な時間を把握するために非常に役立つように進化しました。
226570というモデルで値上げが実施され、14万円以上も価格が高騰しました。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
226570 | 1,122,000円 | 1,262,800円 | +140,800円 |
サブマリーナ
サブマリーナはロレックスが誇るダイバーズウォッチの代表格で、現在のモデルでは300m防水を実現しています。
海中での作業やダイビングはもちろん日常使いでも安心して着用でき、シンプルながらも力強いデザインが愛されています。
126610LNで122,100円、124060で133,100円の値上げが実施されました。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
126610LN | 1,222,100円 | 1,344,200円 | +122,100円 |
124060 | 1,060,400円 | 1,193,500円 | +133,100円 |
シードゥエラー
シードゥエラーはるプロフェッショナルダイバーズウォッチで、サブマリーナをベースにさらに過酷な水中環境に対応するために開発されたモデルです。
モデルによっては3,900m防水を実現しており、サブマリーナよりもケースがやや大きめで力強い印象を与えます。
126600で195,800円も値上がりし、いつ200万円を突破しても不思議ではありません。
商品名 | 値上げ前の価格 | 値上げ後の価格 | 値上げ額 |
126600 | 1,533,400円 | 1,729,200円 | +195,800円 |
ロレックスは今後も値上げし続ける?
ロレックスはここ数年で見ると毎年のように価格改定を行っており、全体的に大幅に値下げする様子は見受けられません。
価格改定に関わる燃料費や人件費の高騰といった要因は、残念ながら今後も改善の兆しがないと言えるでしょう。
そのため、ロレックスの定価の値上げは、今後も定期的に実施されると推測されます。
もし新しくロレックスのアイテムを購入しようか検討しているのであれば、次の値上げが実施される前に買いましょう。
ロレックスは中古品でも値上がりしている
価格改定によって現在販売されている商品の定価が上がると、価格が底上げされるので中古品の販売価格も少なからず上がります。
中古品であっても販売価格が値上がりするとなれば残念な気持ちになってしまいますが、一方で「買取価格がアップする」というメリットもあります。
ロレックスは高級ブランドの代名詞とも言えるほどの知名度を誇り、世界的に需要が非常に高いため、中古品でも高い価格で買い取られやすいです。
ですので、処分したいロレックスのアイテムを持っている場合は、値上がりが続いている今こそ絶好の売り時と言えるでしょう。
長崎のロレックス買取店ぜに屋のよくある質問
最後に、ぜに屋にお寄せ頂く買取についての「よくある質問」をまとめているため、ご参考までにご覧ください。
Q.手数料が一切かからない、というのは本当ですか?
→ぜに屋では、どのようなジャンルやアイテムであっても、手数料は1円も頂きません。また、宅配買取の送料や出張買取の出張費、振込手数料なども無料ですので、安心してサービスをご利用いただけます。
Q.持っているロレックスの価値が全く分かりませんが、査定に出せますか?
→ぜに屋では経験豊富な査定員が1点ずつ丁寧にお品物を査定いたしますので、価値を正しく見抜ける自信がございます。価値が分からないロレックスであっても、遠慮なくご相談ください。
Q.古いロレックスを買い取ってもらいたいのですが、査定可能ですか?
→ぜに屋では型落ちしているロレックスでも、喜んで査定いたします。ロレックスの中にはヴィンテージモデルとして人気が高い逸品が存在するので、古くても高価買取させていただくケースがございます。お気軽に査定をお申し付けください。
ロレックスの高額買取なら長崎のぜに屋
私共ぜに屋は、長崎市を拠点に3店舗を展開する、ブランドバッグ・ジュエリー・高級時計・骨董品など幅広いジャンルの買取や質取引を行う、地域密着型のリユースショップです。
ロレックス買取では付属品も含めて、1点ずつ丁寧に査定させていただきます。
買取方法は、お客様のライフスタイルに合わせた3つの方法をご用意しており、出張買取や宅配買取をご利用していただく際に、別途費用をご負担いただくことはございません。
「不要になったロレックスを売却したい」「新たなブランド時計の購入資金にしたい」という方はぜひ一度、私共ぜに屋にご相談ください。
バイヤー情報
ぜに屋本店
ぜに屋 本店Zeniya Honten
お客様からお持ちいただくお品物にはお思い出やストーリーがあると思っています。
そんな大切なお品物を次のお客様に責任を持って繋ぐ事が鑑定士の仕事だと強く感じています。
お客様とお話することが好きなので、ぜひたくさんお話を聞かせてください!
素敵なお品物を拝見出来る事を楽しみにしております。
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