2023.12.06 ブランド時計
【ロレックス】GMTマスターの歴史を解説!GMTマスターⅡの登場はいつ?
ぜに屋 本店
GMTマスターは、1つの時計で2つのタイムゾーンを確認できる1955年に登場したロレックス初のパイロットウォッチです。
そこで今回は、GMTマスターの歴史から、GMTマスターⅡの登場や違いについても解説します。
ロレックス GMTマスターとは
GMTマスターは、1955年に登場したロレックスのスポーツモデルの腕時計です。
GMT機能とは、第二時間帯を表示する機能のことであり、パン・アメリカン航空からの依頼で開発がはじまったGMTマスターは、ロレックスはじめてのパイロットウォッチとして注目されました。
出発地と目的地の正確な時間を知ることができる腕時計として誕生し、今ではパイロットにはもちろんのこと、2ヶ国間で働くビジネスマンや旅行者の間でも人気が高まっています。
GMTマスターの歴史|1955年〜2023年
続いて、GMTマスターが1955年に登場してから現在まで65年を超える歳月で誕生したモデルを紹介します。
初代GMTマスター
1955年から1959年まで製造された初代GMTマスターRef.6542。
38mmのステンレスケースに青赤ベゼルの個性派モデルとして登場し、注目を浴びました。
初代は人類初の合成樹脂であるベークライト仕様であったため、耐久性に問題があることから後にアルミベゼルに変更されるなど度々の変更はあるものの、初代からすでにGMTマスターの原型は整っていたと言われています。
初代GMTマスターは破損しやすい素材であったことから、きれいな状態で残っているものが少なく、状態の良いものは特に希少価値が高いのも特徴です。
20年間のロングセラーを誇る第二世代
誕生から4年後の1959年には、ケースサイズが40mmに変更された第二世代のRef.1657が登場しました。
登場から約20年間のロングセラーを誇り、今ではヴィンテージロレックスとして外すことのできないモデルのひとつです。
搭載されたムーブメントは初期のころにCal.1566、1965年以降はCal.1575と2種類のムーブメントが搭載されました。
Cal.1566は5振動/秒のなか、Cal.1575は5.5振動/秒とわずかに向上しています。
デザイン面では、5列のジュビリーブレスと3列のオイスターブレスの2種類が展開され、選べるようになったのも魅力です。
防水性が50mから100mに向上した第三世代
ロングセラーだった第二世代から、約22年後の1981年に登場した第三世代のRef.16750は、防水性が50mから100mに向上しました。
ムーブメントはCal.3075を採用したことで8振動/秒を可能にし、日付早送り機能も備わっています。
Ref.16750のなかでも製造年が古い個体はインデックスにフチのないタイプであり、Ref.1657を彷彿させるアンティークな雰囲気があるため、より価値が高くなっています。
GMTマスターⅡの登場
短針を単独で動かすことができる上位モデルであり、24時間回転ベゼルを組み合わせることで3ヶ国の時間が分かるようになりました。
GMTマスターの第三世代が登場した約2年後の1983年にGMTマスターⅡが初登場。
登場当時は元祖GMTマスターと区別をつけるため、黒×赤のベゼル(コークベゼル)のみを用意。
また、ケースの厚みが従来のものより0.5mmほど大きかったため、「ファットレディ」という愛称で呼ばれていました。
GMTマスターⅠの最終世代
第三世代の登場から約8年後の1989年には、GMTマスターRef.16700が登場。これが元祖GMTマスターの最終世代となりました。
先代との大きな違いは、風防がプラスチックから現行モデルでも使用されているサファイアクリスタルガラスに変更され、耐久性が向上したことです。
ムーブメントはCal.3175に向上し、メンテナンスしやすいことからロレックスの傑作ムーブメントと言われていますが、このモデルのためだけに開発されたムーブメントであったため、1999年にRef.16700の生産が終了となったと同時に廃盤になりました。
ファットレディの後継機|GMTマスターⅡ第二世代
GMTマスターⅠの最終世代の第四世代が登場した同年1989年に、GMTマスターⅡでも第二世代Ref.16710が誕生。
ファットレディの後継機ですが、スリムなデザインに変更され、約17年間製造されたロングセラーモデルとなりました。
初期のムーブメントにはCal.3185が搭載されましたが、後期の2007年からパラクロムヒゲゼンマイが使用されたCal.3186へと変更されています。
夜光塗料においても、初期のころ使用されていたルミノバから1999年ころにスーパールミノバへと変更されています。
ベゼルのデザインは、赤黒・赤青・ブラックベゼルと、GMTマスターらしい3色が展開されていました。
現在の中古市場での一番人気は赤青ベゼルですが、オールブラックベゼルにはほかにない高級感があり、使うシーンも選ばないため今でも相場も下がることがありません。
2007年のモデルチェンジで転機
GMTマスターⅠが廃盤となった1999年から「GMTマスター=GMTマスターⅡ」と認識されるようになり、2007年にはGMTマスターⅡの第三世代Ref.116710が登場しました。
ムーブメントはCal.3186が搭載され、トリプロックリューズやセラミックベゼルなど細部が変更されたことで、耐傷性や堅牢性が向上。
GMT針は赤から緑に変更され、ベゼルはブラックに統一するなど高級感×実用性を兼ね備えたことで、人気が急騰したモデルです。
2013年には「バットマン」と呼ばれる青×黒ベゼルに青のGMT針の116719BLROが追加されました。
夜光塗料もスーパールミノバから、現行モデルでも使用されるクロマライトに変更され、暗闇のなかでの視認性も向上しています。
赤青ベゼルのGMTマスターⅡ第四世代
2018年には、人気の赤青ベゼル(ペプシベゼル)にジュビリーブレスが採用された126710BLROが登場。
当時開催されていた、世界最大の時計の祭典である「バーゼルワールド2018」にて話題騒然となったモデルです。
当時の現行モデルでは、赤青ベゼルのデザインはホワイトゴールドモデルのみであったため、ファン待望のオイスタースチール素材での登場となりました。
ムーブメントはCal.3285を搭載し、パワーリザーブは48時間から約70時間に向上しました。
また、2019年には青黒ベゼル(バッドマンベゼル)も発表されています。
2023年最新ロレックス初のグレーカラー登場
2023年の現在では、ロレックス初となるグレーのベゼルを採用した126713GRNRが登場しています。
ベゼルの上部がブラック、下部の半分がグレーの配色によって、GMTマスターの特徴でもある2色使いはそのままに高級感を保ちつつ抜け感を演出しているおしゃれなモデルです。
2023年12月現在、オイスタスチール×イエローゴールドのコンビと金無垢の2つのみの展開です。
参考:ロレックス公式サイト|GMTマスターⅡ|すべてのモデル
GMTマスターの特徴と魅力
続いて、GMTマスターの特徴と魅力、選ばれる理由について解説します。
高性能なムーブメントと100m防水
現行モデルのGMTマスターは、高性能ムーブメントCal.3285を搭載しており、振動数は28,800(8振動/秒)、パワーリザーブ約70時間の高スペック。
さらに、パラクロムという素材から作られているため、温度変化や磁気に強いといった特徴があります。
また、パイロット向けの腕時計として発表されたモデルでありながら、100m防水と腕時計として十分な防水性を持っています。
外回りのある仕事の方や水仕事がある方、屋外に出ることの多い方なども突然の雨にも心配する必要がありません。
両方向回転ベゼル
2ヶ国のタイムゾーンを表示するGMT機能に欠かせないのが、両方向回転ベゼル。
二世代前から素材にセラミックベゼルが採用され、美しいつやがありながら、傷つきにくさが魅力です。
また、ロレックスのセラクロムベゼルはゴールドやプラチナの粒子を目盛りにコーティングすることで、視認性を向上するだけでなく高級感も得ています。
デザイン性の高いツートンカラー
ロレックス GMTマスターは、以下のようなデザイン性の高いツートンカラーが大きな特徴で最大の魅力です。
- 赤青ベゼル:ペプシコーラのロゴを彷彿させることから愛称「ペプシ」
- 赤黒ベゼル:コカコーラを彷彿させることから愛称「コーク」
- 茶金ベゼル:ノンアルコールビールのような飲料に似ていることから愛称「ルートビア」
- 青黒ベゼル:アメリカンコミックのカラーリングに似ていることから愛称「バットマン」
上記のような愛称は、愛好家から一般ユーザーにまで普及しており、「GMTマスター=ツートンカラー」は人気に拍車をかけています。
GMTマスターのレアモデル
GMTマスターが選ばれる理由のひとつとして、レア・希少モデルが多いことも挙げられます。
例えば、GMTマスターⅠには「ロングE」と呼ばれるレアモデルがあり、「ROLEX」の「E」の部分の横棒が微妙に長くなっているものです。
これは、Ref.1675の初期モデルのみで数が非常に限られているため、レアモデルとして高値で取り引きされています。
GMTマスターⅡでは、Ref.16710の文字盤にかかれている「GMT-MASTER Ⅱ」の「Ⅱ」の上下に横棒がないモデルは希少モデルです。
肉眼では分かりにくいですが、通常モデルと比較して買取価格が数十万円上がることがあります。
ほかにも、Ref.16710は約17年間製造されているため、度々マイナーチェンジが行われていることから、レアモデルが存在します。
特に赤黒ベゼル(コークベゼル)やブラックベゼルは現行にないデザインであることから一定の人気があり、希少価値が高いです。
希少・レアモデルまではいかないものの、GMTマスターⅠの第三世代であるRef.16750やGMTマスターの最終世代であるRef.16700はアンティークロレックスのファンから人気があります。
GMTマスターの定価と買取価格
GMTマスターⅠ・Ⅱは、機能性や防水性の高さ、ツートーンカラーのデザイン性の高さから、常に人気のあるロレックスコレクションです。
今やGMT機能はパイロットだけでなく、国と国をまたぐビジネスマンや旅行好きの方からも人気があります。
さらに、ロレックスのスポーツモデルは近年中古市場で人気が高騰しており、資産価値が上がっています。
そこで最後に、GMTマスターの定価と買取価格をご紹介します。
【2023年11月】GMTマスターの定価
ロレックスの多くのモデルは、2023年9月の価格改定によって約10%の値上げが行われました。
もともと100万円を超える価格帯のGMTマスターは、安価なものでも12万以上、高価なものでは40万円以上の値上げとなりました。
モデル名 | 定価 |
---|---|
GMTマスターII 126710BLNR SS オイスター | 1,399,200円 |
GMTマスターII 126710BLNR SS ジュビリー | 1,426,700円 |
GMTマスターII 126720VTNR SS オイスター | 1,467,400円 |
GMTマスターII 126720VTNR SS ジュビリー | 1,494,900円 |
GMTマスターII 126710BLRO SS オイスター | 1,399,200円 |
GMTマスターII 126710BLRO SS ジュビリー | 1,426,700円 |
GMTマスターII 126711CHNR SS+RG | 2,112,000円 |
GMTマスターII 126713GRNR SS+YG | 2,153,800円 |
GMTマスターII 126715CHNR RG | 5,308,600円 |
GMTマスターII 126718GLNR YG | 5,089,700円 |
GMTマスターII 126719BLRO WG | 5,610,000円 |
GMTマスターは9月の値上げによって大幅な値上がりとなったものの、価格改定は今後も続くと考えられているため、「今買っておこう」という需要もあるでしょう。
GMTマスターの青黒ベゼルは、ほかのデザインよりも比較的容易に正規店で購入できると言われていますがロレックスマラソンは必須です。
ぜに屋のGMTマスターの買取価格
さいごに、私共ぜに屋でのロレックス GMTマスターⅡの買取価格をご紹介します。
モデル名 | 定価 |
---|---|
GMTマスターⅡ 126715CHNR | 4,700,000円 |
GMTマスターⅡ 126711CHNR | 3,830,000円 |
GMTマスターⅡ 126710BLNR | 3,050,000円 |
GMTマスターⅡ 126710BLRO | 2,460,000円 |
GMTマスターⅡ 116710LN | 1,800,000円 |
GMTマスターⅡ 126710BLNR | 1,320,000円 |
GMTマスターⅡ 116710LN | 1,100,000円 |
GMTマスターⅡ 16710 | 1,020,000円 |
GMTマスターⅡ 16710 | 1,000,000円 |
2023年11月に買取された「GMTマスターⅡ 126711CHNR 3,830,000円」はオイスタースチールとエバーローズゴールドのコンビです。
定価が2,112,000円なのに対し、150万円以上高い3,830,000円で買取されています。
さらに、2023年6月に取引された「GMTマスターⅡ 126710BLRO 2,460,000円」はジュビリーブレスであり、定価は1,426,700円であるため、こちらも定価に対して100万円以上の超高額買取されていることが確認できます。
中古市場からも、GMTマスターⅡの需要の高さが分かるでしょう。
価格改定による定価の値上がりによって、中古市場での買取価格の変動も考えられるため、売却を検討している場合はまず、無料査定などを受けて現在の買取価格を把握しておきましょう
ぜに屋では、自宅にいながら簡単に受けられるLINE査定もご用意しているため、ぜひ活用してみてください。
デザインにも歴史を感じるGMTマスター
GMTマスターは2ヶ国のタイムゾーンを表示する、ロレックス初のパイロットウォッチです。
初代から青赤ベゼルを発表するなど、注目を集めているモデルのひとつ。
2018年には、初代GMTマスターを彷彿させる青赤ベゼルをオイスタースチールで復刻し、「バーゼルワールド2018」で一番の注目を集めました。
またGMTマスターのベゼルカラーには、青赤ベゼル、赤黒ベゼル、茶金ベゼル、青黒ベゼルにそれぞれペプシ、コーク、ルートビア、バッドマンといった愛称がついているのも特徴です。
カラーや素材によって需要は異なるものの、現行モデルのGMTマスターⅡはどれも正規店でかんたんには手に入らず、中古市場でも定価以上の高値で取引されています。
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